『青い車―Film book』を読みました。

「青い車」は「ラブドガン」に引き続いて宮崎あおい主演の映画で、当時ファンだったぼくはいずれも劇場に見に行ったおぼえがあります。「青い車」は渋谷のシネアミューズという今はもうないとっても小さい映画館だけで当時公開されていて、公開日に確か渋谷にほど近い母校(というか当時は4年生でしたが)の学園祭があって、そこに顔を出してから映画館に行ったのをよく覚えています。いい時代であった・・・。

ずいぶん後になって原作を読んだのですが、原作は姉が死んだ後の話だけのものすごい短編で、実は映画は姉が亡くなる経緯をかなり綿密に創作して映画の主軸に据えているんですよね。そこが改めてすごいな、と思った。

音楽も曽我部恵一で、映画も阿佐ヶ谷とかたぶんそのあたりの城南予備校で、なんかすごく中央線沿線的な感じが自閉的でもあり、またそれが非常に心地よかった感じがします。

本当にもう何もかも、なつかしい。

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