「linguaskill business speaking」私の勉強法 その2

2021年末に受験してから約2年、ふたたび会社指令により受験をしまして、一応多少は前回より得点アップしたので(とはいえ胸張って人に言えるレベルではないですが)それなりに効果があったかもしれなかったことを踏まえ、今回の勉強方法を記録として残しておきます。

いずれにしても英会話の上達が目的ではなく、スピーキング試験の対策としてやっているという点は悪しからず。本当に上達したい人はオンライン英会話が最も効果的だそうですが、そういうのに金を払いたくもないしやる気もないし、独学が性に合っている人向けです。

1.スピーキングに対する心理的ハードルを減らす

今回は以下の書籍によりまず「なんでもいいから英語を口にする」ことに対する心理的ハードルを下げることを試みてみました。いずれも直接的にリンガスキル(特にビジネスの)対策にはなりませんが、試験に立ち向かう心構え、英語で発想する頭や、口をついて出てくる舌の動きのウォーミングアップになります。なんというか、斉藤孝的に言えば「英語的身体」をこれで目覚めさせる、という感じです。

まずは言わずと知れた「瞬間英作文」。

この元祖本と、最近新しく出たビジネス編も(モチベーション維持のために)取り組みました。

これらをそれぞれ最低でも3周やりました。1周目はかなり苦痛でしたが、コツをつかんでくるとそれなりにすいすい行きます。

瞬間英作文は、方法論としてこれで英会話ができるようになるのかどうかはいろいろ議論はあるようです。結局は日本語を発想してそれを英作文にして話すというのをどんなに素早くやっても、そもそもから英語で発想して会話する思考回路ははぐくまれないと。そういう勉強法としての反対意見は根強いようです(とっかかりとしてはいいけど、それで英会話が上達するわけではない、ということ)。

しかしながら、スピーキングテストのように相当な短時間で、無音よりはなんかしゃべっておくほうがましという環境下においてはまだ、なお、瞬間英作文で培った英語力でなんとかなるんじゃないかと思います。しょせんぼくたちはネイティブではないのであまり高度なことを初めて与えられたお題で話すのはもう最初から無理なので(もちろんできるにこしたことはないですが)、沈黙よりは簡単な英語でなにか吹き込んでおくほうが良い、その時にぱっと頭に浮かぶのはやはり中1レベルの英語なんですよね、良くも悪くも。

あとは、IELTS用のスピーキング対策本を一冊見て、回答例の参考にしました。この本はあくまで対人でやる、しかもお題が学生向けやgeneralの(ビジネスは一切出てこない)IELTS対策用なので、必ずしもlinguaskill business speakingに特化されていません(Part1の参考くらいにはなりますが、そこばっかりやってもしょうがないので)。なので人によっては時間の無駄です。この本を参照する目的はあくまで、だいたいこれくらいのレベルの内容を話せばC2レベルなのだろう、というレベル感の確認です。

したがって、正直に言えばこの本の回答例は非常に高度です。これを試験で話せと言われてもぼくには無理です。ただ、だいたいこれくらいの内容で回答すればオッケーであるという日本語の内容の参考になるのと、あとはそれをどの程度自分が使える英語の守備範囲で表現できるかを自分自身に逆に問うていく──そんな位置づけなんじゃないかと思います。

2.新たな武器:ChatGPT×PDF読み上げ×DeepL

前回から英語の学習環境として大きく変わったのがChatGPTの登場です。これにより(ホントか嘘かわかりませんが)無限に試験に出そうなお題と回答例を手にすることがぼくたちにはできるようになりました。

たとえば「give me some topics which I will encounter at the part.5 of liguaskill business speaking test.and also give me some sample answers of each queistions.」などと入れてあげればいくらでも回答例が出てきます。しかもかなり当たり障りのないものなのでちょうどいいんですよね。

こんな感じで、このあともずらずらとトピックを生成してくれます。リモートワークに関するものとかダイバーシティに関するものがよく出てきましたね。

ただ、忙しいサラリーマンとしてはこれを無限にやったところできりがないですから10個くらいこれだと思うものを決めたらあとはそれをひたすら聞いて覚えるということにしました。その際に役だったのがPDF読み上げ機能です。

これがけっこう重宝しました。本来は目が見えない方のための機能のようなのですが、リスニング教材か? と思えるほどの流暢な読み上げで、リスニングの勉強にも確実になります(読むスピードも変えられます)。スクリプトも目の前にあるので、わざわざ本屋で音声ダウンロード付きの教科書を探さなくても、自分に合った教材をもはや無料でいくらでも作成できるようになりました。本当にいい時代になりました。

さらにChatGPTで生成した英文をDeepLで翻訳かければスクリプト翻訳も一瞬で出来上がります。これはこれで、英文の回答例が口から出てこなくても、回答内容を日本語でも記憶していれば、自分なりの英語で表現する際の足掛かりにはなるわけです。

これらの自作教材をスマホに突っ込んで会社の行き帰りに聞いたりスクリプトを見たりするだけでずいぶん勉強になりました。

おそらくはスピーキングのテストというのは

 ①与えられたお題に、どんなにしょうも無くとも瞬時に回答例を日本語で発想できる力

 ②どんなに低レベルの英語表現でも①の内容を瞬間英作文できる力

がまずベースにあって、そこから得点を伸ばしていくには1つの文型だけではなくて5文型をそれなりに組み合わせる、それなりの文法表現(to不定詞、動名詞、仮定法など)を盛り込んでいくことである程度は行けるんじゃないかと思います。

あとしょうもないですが、まったく聞かれていることがわからないときの答えを用意しておくと心理的には安心です。「Actually, I have no idea,but that issue is very important…」とかそういう感じのです。

3.今後に向けて

英作文からスピーキングへのつながりについては我らが竹岡先生が相変わらずいいことを言っています。

結局のところ手持ちの表現を増やすために瞬間英作文を繰り返したうえで、このお題にはこう答えるというパターンを日本語でぼんやりと発想しておくことが大事なのかなと。対訳をすべて暗記しておこうとするとさすがにきついです。スピーキングテストはある程度は暗記大会ですが、ある程度以上はその場で発想していかなければならないので、2のChatGPTの回答例もそれを暗記するというのではなくて、まあだいたいこんな感じのことを言えばいいんだな、くらいの心構えで十分かと思います。

4技能というのでライティングとスピーキングはまた別の対策が必要なのではと思っていましたが、なんとなく今回、英作文が自分なりの糸口になるのではないかということがわかったのが一つの収穫でした。大学受験生のころはリスニングだけでもヒイコラでしたので英作文なんてほとんど対策しませんでしたが、瞬間英作文を何周かして心理的ハードルも下がった今では、もうちょっとやってみようかな、という気持ちにさえなっているのが不思議なものです。

なお、練習用教材として前回はSpeak & Improveというものを紹介しましたが、その後ビジネス用のスピーキングテストとしてPROGOSというものができ、そのスマホアプリ版ではテストが無料で(期間限定のようです)受けられます。ほとんど形式はリンガスキルと同じですのでこちらもよい練習になりました。

次があるかどうかわかりませんが、みなさんの参考になりますように。


なお、2年前前回の受験の時の記録はこちらから

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