袋田の滝センチメンタル

ダメでした……また某新人賞、箸にも棒にも引っかからず。箸くらいには引っかかるんじゃないかとちょっぴり期待していただけにへこみます。

そんなわけで昨日は気散じに同期四人で袋田の滝を見に、水戸を越え大子まで行ってきました。

朝九時出発のはずが四人中三人起きておらず、なんだかんだで十時半出発。ひたすら北上です。途中、将来すっごい美人になるんじゃないかと思われる小学生がでかい家の庭で遊んでいるのにほれぼれしたり(これでお持ち帰りなんかしたら源氏物語ですよ)、二車線なのにほぼ九割の車が左側を走っていてなにかワナがあるんじゃないかとドキドキしながら右側車線をぶっ飛ばしたりしつつ、片道三時間くらいで到着。一人で音楽を聴きながら行くにはつらい距離です。

現地はふつうに観光地でした。おみやげ物屋があり旅館があり団体観光の群れがあり。間違えて車両進入禁止地帯までつっこんでしまい、道幅がくそ狭い上に観光客が容赦なく横断しまくるところをなんとかUターンして駐車場に止め、いよいよ滝へ!

観瀑台へのトンネルを抜けるとそこは……

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袋田の滝!

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俺たちはまた会うぜ……

なんでも「花もみち経緯にして山姫の錦織出す袋田の瀧」という西行が詠んだ有名な歌があって、確かに紅葉もきれいでした。来週あたりが一番見頃かもしれません。

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西行はよほどこの滝を気に入ったらしく、春夏秋冬の四度見に来なければこの滝の良さはわからないと言ったとか言わなかったとか。冬は滝が凍ってしまうようです。またそのころに行ってみたいですね。

と、とりあえず気晴らしにはなったんですがどうしよう小説。どうしようもこうしようもないんですが、長いのをへとへとになるまで書いて応募→落選→落ち込む、というデフレスパイラルはちょっと効率が良くないと、今の自分の力をかんがみて思います。

ハードルを少し下げてみる。

短いのを書く。
短編で力をつける。
短編なら「おしまい」をつけなくちゃいけないからだらだらと書かずにすむし、一編一編ができあがっていく達成感も少しは味わえる。

オチをつける能力がないばかりに「オチが無くたって小説だ、いやむしろオチをあえてつけない小説こそが本物だ」と勝手に思いこんでいた節があります。素人がやったって「あえて」のレベルには達することなんてできないよ。

まずはグレマスのモデルでも何でもいいから、お話を作り上げること。そこからもういちど始めましょう。

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