正月も執筆

実家帰省中もノート持参でちまちま執筆していました。

2022年は自分にとってはKDP元年(正確には最初の上梓は2021年末なのですが)。もちろん思っていたほど売れていませんが、一方で思っていた以上にダイレクトな感想などにも触れることができて、この面白さ・奥深さはなかなかほかに代えがたい。少なくとも、単に自分のホームページ上に放置していた頃よりは書くことに前向きになれています。

あとはこのSNS全盛の時代において、いまを生きるぼくたちにとって共通するのはやはり「バズりたい」という、一攫千金的な、あるいはとてもとても刹那的な心性なのではないか、というのを時代の気分としてKDPを通じて感じています。もちろん本当に才能や筆力がある人はプロとしてやっていくのでしょうけれど、ぼくのような「その他大勢」はやはり起爆剤が何か欲しい、偶然の発火点が訪れるのをどこか待ちわびている、という姿勢が、小さな画面に向かって指を滑らせている瞬間瞬間に沁み込んでしまっているのではないかと思ったりもします。とにかく、この小さなスマホという機械にリーチできないコンテンツは今後死ぬしかないのでしょうし、ある業界はもうそこに賭けるしかないのだろうと思います。

ということで、いままた新しい小説を書き進めています。ここのところ書いた「新グッドバイ」「勉強垢」同様に伝統の三幕モノ。いまようやく第一章を書き終えました。遅筆なので年内にはアップロードしたいですね。

ということで、2023年もよろしくお願いします。

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