西谷洋介『ポーターを読む』

を、読みました。

新しい職場では、はっきりとは言われませんが「裏のブックリスト」のようなものがなんとなくあって、総合職で管理職目指すならこれくらい読んでないと話しにならないよな? 少なくともこれらの基本文献は踏まえた上で主張しているんだよな? という無言の圧力を生み出す源泉となっている一連の書籍があります。

例えばそれはゴールドラットの『ザ・ゴール』(むしろ『ザ・ゴール2』)であったり、伊丹敬之の『経営戦略の論理』(しかも第三版)であったり、安宅和人『イシューからはじめよ』であったりします。あと最近は百田なんとかの一連の著作も彼らの愛国心をくすぐっているようです。

もともと社会人一年目にしてビジョナリーカンパニーを買って二度とこの手の「ビジネス本」には手を出すまいと思っていたのですが、まあ少しは気持ちも変わっているかと思って上記の本は読んでみたのですが特に感想を書くにはまだ至っておりません。自分に取っては、仕事やビジネスというのはまだまだ「実務」というイメージが強く、会計の実務チックな本(こうやってエクセルでIRRが出せるんですよ! 実際に資金繰り表を作ってみましょう! みたいな本)の方がよっぽど面白く感じます。未だに……。

閑話休題、ポーターというよりは彼の言う5forces(なんで複数形なの?)についても我らが職場では基礎的な教養なので日経文庫がお手頃かと思って買ってきて読みました。具体例もふんだんに盛り込まれているので初心者には良い本かと思います。ヤマト運輸っていうのは本当に教科書的にも優れて正しい成功例なんですね。

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