山崎ナオコーラ『ここに消えない会話がある』

本日はメガネを買いに行ってきました。本当はセルフレームがほしかったのですが、かけてもかけても似合うものがなく、けっきょくまたエセ知識人みたいなほっそい金属フレームに落ち着いてしまいました。

メガネはなかなか冒険しづらい分野であります。今回はレンズを若干茶色にしてみました。前回、ブルーをやってみたのですがこれをかけるとどう頑張っても体調のすごく悪そうな人にしか見えなかったので(かえって残業続きの日などには重宝したのですが)今回は違う色に。なんか知りませんがキャンペーン中でカラーレンズがタダでした。眼鏡市場、すごいです。

さて、今日も読書三昧。山崎ナオコーラの新作は一時間で読み終わってしまいましたが、なかなか良かったです。すかすかの文体は健在ですが、もうこれはこういうものとして作者はやっていくのでしょう。〆切に追われて急いで改行しまくった下手くそな散文詩……みたいになりかねないのですが、ぎりぎりで品位を保っているように思います。言いたいこととか表現したいことはすごくすごくわかるので、もう少し書き込んでほしいなあ、とは個人的には思うのですが。ただ、毎回扱うモチーフはとても好きな作家の一人です。こんな風にだらだらとくっちゃべりながら過ごせる会社がいいなあ、明日から実践してみようかなあ、と、思ったりしました。だって人生のうちで会社で過ごす時間って半端ないですよね。その半端なく長い時間をクソつまんなく過ごすのって寂しい限りです。明日からは「消えない会話」を目指して会社生活をつつがなくつつましく過ごしていきたいと思う所存です。

あと、同時並行に読む本の理想的な冊数って誰か知りませんか? 私は最近「30分読書法」なるものを編み出しておりまして、30分ずつローテイトして次々と別の本を読んでいくという読書方法を実践しています。こうすると勘違いして買ってしまった洋書とか酒の勢いで買ってしまった全集とかもいやでも読む羽目になるので読書が進みます。ただローテーションを最大何冊にしたらよいのか指針がつかみ切れておりません。5冊は少ないし、10冊は多いような感覚です。やっぱりラッキーセブンでしょうか。どーでもいい話ですが。

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