あけましておめでとうございます。

今年のテーマは「恐怖心」です。

さっき、トイレでうなっていたらぽんとひらめいた。そうか、結局人が人生というものに立ち向かっていくときに一番ネックになっているのは「恐怖心」だ、と。

出来なかったらどうしよう
わからなかたらどうしよう
笑われたらどうしよう
間違えちゃったらどうしよう
ウソを言ってしまったらどうしよう

こんな言葉が頭の中を汚染している。それでもって行動を縛ってしまっている。もっと自由であっていいはずだし、もっと失敗したりもっとゆっくりやったり、あるいはもっと恐怖について人と話し合う時間があってもいいはずなのだ。

また卑近な例だと読書。

難しい本を買ってきて、これがまた高かったりする。あるいはとても読み切れない量が積ん読されてしまったりする。いやもう、これあきらめようか、どうせ読めないし、読んでも理解できないかもしれないし……などと思っていないでとにかくページをめくっていくことだ。どしどし新しい本の新しいページをめくっていくことだ。一冊一冊ちまちま読了していく必要なんて無い。10冊でも20冊でも同時並行して読んでいけばいい。

そんな感じ。

仕事について言えば、やっぱりじっくりゆっくりやりたいという気持ちがある。それは作業もそうだし、人と話すときもそう。で、実際の所それが一番速い方法だったりするわけなんですよ。思い込みとか先入観だけでつっぱしってあとで「えっ、そうだったの!?」というパターンが、一番エネルギーも無駄になる。

けっきょくそれは
失敗したらどうしよう
遅れちゃったらどうしよう
といった気持ちに負けてしまっていたからなのです。

そんなわけで2009年も当ブログをよろしくお願いいたします。着実に、slow and steadyな感じで進めていきたいと思っています。

以下、読み差しメモ。

クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
保坂和志『小説の誕生』『小説、世界の奏でる音楽』
山田詠美『風味絶佳』
青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』
堀江敏幸『未見坂』
桜庭一樹『ファミリーポートレイト』
堀江敏幸編『記憶に残っていること』
よしもとばなな『彼女について』
『KAZUYO SEJIMA + RYUE NISHIZAWA / SANAA WORKS 1995-2003』
竹岡広信『竹岡式やり直し英語』
「10+1」No.29
「10+1」No.49
「新潮」2008,11月号

あと定期購読している「美術手帖」もそろそろ読まねば。

漫画関係は以下、既読。

河合克敏『とめはねっ!』~4巻
羽海野チカ『3月のライオン』2巻
いくえみ綾『清く潔く』9巻

のだめ,NANAはまだまだ出ない?
「僕等がいた」「働きマン」は作者の復帰を待ち望むところです…。

あと浅野いにおは一度まとめて論じてみたい。

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