ジョゼと虎と魚たち、再見

たしか一年前に一度見た。

その時はストーリー展開にばかり目が行って、なんだよこれーと、まさにこのブログの過去ログでぼやいていたような記憶もあるのですが、いままた見てみて、やっぱり印象は違います。

1シーン、1シーン単位で見てしまう。
あるいは1カット、1カットで鑑賞してしまう。

そもそもこの映画、けっこう紙芝居的というかスライドショー的というか(まあ、冒頭からスライドショーではあるんだけど)、かつてぼくはそれを出来の悪い映画の典型とばかり思っていたのですが、それはそれで鑑賞の仕方ってものがあるんだな、ということに気がついたのでした。

月並みだけどラストでトラックの音が大きくなって大きくなっていって妻夫木号泣、とか
ジョゼの「帰れと言われて帰るやつは帰れ」とか
カナイハルキの飲み会とか

あ、いい映画だなあ。

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