年末年始の読書

あけましておめでとうございます。年末年始は、あまり新しい本を買う気持ちも起こらず、本棚の整理もかねてかつて熱中していたデザイン関係の本を再読していました。会社に入りたての頃ですかね……。なんとなく「デザイナー」だとかプロダクトデザイン関係の学生さんのブログもよく読んでいたということもあって、彼らのものの考え方とかに非常に惹かれていたのをよく覚えています。

無印的な機能美への傾向は、今に始まったことではなくて、日本に「プロダクトデザイン」という概念が入ってきたと同時にそれはバウハウス的なものと同義で輸入されたために、なんとなく「日本的なるもの」の再発見と相まって浸透していったような気もします。ただ、いま無印を買う層がなにを基準にしているかといえば、デザインというよりは機能であり価格でしかないんじゃないかな……。化粧品だとかは機能とデザインは別のものだろうし(噴射するとか、手のひらに適量をとるとか、そういうことはまた別なのだろうけど)、いまは選択肢も多い中で「コスパ」がよいということが結果として無印的なものを生き延びらせているとしたらまあそれはそれで一つの正解なのでしょう。

さてそろそろ頭の中も仕事モードにしていかなくては。
年末年始は子供のインフルエンザでばたばたで自分も体調悪くなってあまり外に出られていません。最近は出張対応でスマホのキンドルで夏目漱石もちびちび読み進めていて、読書がはかどります。

今年は昨年にも増して新刊書には手を出さず、自己啓発書にもだまされず、今ある本をしっかり再読していこうと思います。リ・リーディングだけが人生だ。

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