月別アーカイブ: 2005年3月

源氏絵を見てきた

今日はサークルの先輩と出光美術館まで「源氏絵―華やかなる王朝の世界―」を見に行ってきました。日曜日で、しかも最終日ということもあってかなり混み合っていました。

絵巻物が見られるのかと思っていたら屏風絵だけで、大きな屏風に五十四帖の名場面を描いたものが主でした。そんなに源氏物語も読んでいるわけではないので細かい部分はよくわかりませんでしたが、「若紫」で源氏が紫の上を垣間見る場面や「紅葉賀」で青海波を踊る場面、「須磨」「明石」なんかはわりとわかりました。

でもね、醜女で有名な末摘花は牛車のなかに隠れて顔が描かれていませんでした。いいんですか、美しくないものは隠すんですか、そうですか。

昔読んだ入試問題とかけっこうフラッシュバックしました……高校生のとき円地文子の源氏とか読んでいましたからね、なつかしい。なつかしいって、国文科の学生がそんなこと言っていてはダメなんですが。でもこれを機会にちょっと勉強しなおしてみようかとも思います。

涙の女王チェ・ジウ

フジテレビで放送している韓国ドラマ「天国の階段」、時々見ていたんですが、今日はやってくれました。ついにチェ・ジウ演じるチョンソの目が見えなくなりそうです。雪原で絶叫しているシーンでは不覚にも泣けてきてしまいました。ソンジュ兄ちゃん、それはつらすぎだよ! ドラマで涙するなんて金八先生以来です(←この辺で僕の精神年齢が知れてしまうんですが……)、さすがは韓流。

チェ・ジウと言えばNHK放送の「美しき日々」でも白血病が発覚しそうですし、この手の役柄ははまり役っぽいですよね。

とりあえずグォン・サンウばりにスーツの似合う男に来春からはなりたいものです。

まさに「春の雪」

セカチューの行定監督、今度は三島由紀夫の「春の雪」を映画化するそうです(日刊スポーツ)。ぼくも「豊饒の海」の中だけでなく三島の小説の中では「春の雪」が一番好きなので、ちょっと気になるトピックです。ただキャスティングが……他にいないのかな。松枝清顥はもう少しなよなよしていて表面だけとりつくろっている感じだから妻夫木聡ではちょっと元気がよすぎるように思います。関ジャニの横山君とかどうですか、監督。おっと別にぼくはジャニオタではありませんよ。
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今日は雪です。まさに「春の雪」。大事な飲み会があったのですが、さすがにこれだけ積もってしまっては外に出られません。

自信ってなに?

古本屋で村上春樹の全集の第一巻があったので買ってみた。春樹の作品では「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」はけっこう好きなのでこの二つが収録されている第一巻はお金出して買ってもいいかなと思っていたのでちょうどよかった。社会人になっても、寮の部屋の机の上にこの本が立てかけてあることがちょっとした矜持になるかもしれないという期待もこめて。

ところで昨日後輩と話していて気になったことがあるんですが、女の人にとっての自信ってなんなんだろう? ということ。

男の人ってわりと、他人が持っていないものを持っていたりとか、それこそ地位・名声・お金・女なんてわかりやすいところに自信が表れがちだと思うんですが、女の人ってどうなんだろう? もちろん男女の話に限る必要はなくて、ぼくも自信は欲しいと常日頃思っているものの、じゃあなにをもって自信と言えるのか、あるいは自信が欲しいと思っているのは本当は別のものが欲しい願望のすり替えじゃないか――つまり、もっといろんな「自信」のあり方が自分の知らないところにあるんじゃないかと思ったわけです。

昨日はお酒の席でしたから別に深く突っ込んで話しはしなかったんですが、ちょっとこれは継続的に考えていきたい問題ですね。

日本の花

先日エントリーした記事で、堂々「桜の写真」と書いてしまいましたが、後の調査でこの花は「梅の花」であることが判明いたしました。謹んで訂正させていただきます。桜がこの時期に咲いてるかっつーの。

国文科なのに日本人の心を忘れた私は、罰として今日は渋谷まで飲みに行ってきます。

ビジネスマナーを知ろう!

「日経ビジネスアソシエ」の最新号を読んでいたらこんな特集記事がありました。

仕事のタブー99連発
新入社員・転職者必見!会社では教えてくれない会社の御法度

マイクロソフトではiPod使用禁止は有名な話ですけど、たとえば下っ端社員が捺印する時は、印がお辞儀をしているように見えるようにちょっと右に傾けて押さなくちゃいけないとか、意外と知らないことばかりで、立ち読みしながら「ヤバい、間違えちゃったらどうしよう!」と一人でドキドキしてしまいました。でも、この特集の最後に

失敗を恐れるのが最大のタブー

という記事を配するあたり、日経BP編集部の卓抜なセンスを感じます。

それでちょっと勉強しておこうと思い、古本屋でビジネスマナーの本を買ってきました。

会社でも新人研修はありますけど、そのときになっていちいち驚いていたんじゃねえ、ぼくのプライドが許しませんよ。この本、まだ全部は読んでいませんけど挿絵がかなり笑えます。

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なんてことをこわい上司に言われないためのマナー。

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こんなダメ社員にならないためのマナー。

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なんてうわさされないためのマナー。

あゝ、社会人になるのは大変そうだなー。逃げても隠れても、今日から三月。泣く子も黙る三月です。