光文社古典新訳文庫

光文社古典新訳文庫が注目を集めている。いや、ぼくだけがそう思っているだけなのかもしれないけれど。

既に「星の王子様」あらため「ちいさな王子」と「カラマーゾフの兄弟」を購入。読み進めています。この新文庫の特徴はなんと言っても古典を新訳で読める、という点にあります。なんだかもやもやとした小さな字で印刷され、もう何年も前から神様のようにあがめられている「名訳」もそれはそれでよいけれど、2000年代に生きるぼくらに近しい言葉で翻訳されたその小説は、またもう一つの価値を与えてくれるに違いない、なんて編集部の文庫跋文におもいっきり影響されまくりな感じではありますが、なんだか妙にテンションが上がっています。

個人的には装丁がいいのもうれしい。実にいいんです。岩波現代文庫並みにいい。表紙のさわり心地、背ののり付け、活字の感じ、どれをとってもいい。なんだか久しぶりに全部集めてみたい文庫と出会いました。光文社様! もっと新刊続刊でも楽しませてくれ!

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