悲母観音、蘭亭序

九時出発で同期が車ので東京に行くというので同乗。正午前に高田馬場着。

特にあてもなかったのだがまずは上野に行って芸大美術館へ。「狩野芳崖 悲母観音への軌跡」を見る。

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500円であの「悲母観音」が見られるとは……。とにかく大きい。観音を見上げる感じ。そして衣のディテールが凄まじい。デッサンなどもかなり公開されていて、あの作品にかける綿密な取材が見て取れました。

上野だとけっこう西洋とか東博がメインを張っていますがあの緑の小道を抜けたところにある都美術もけっこう好きです。芸大美術館は恩賜公園外にあるということもあって休日でもさほど人足が多くなかったので今後もちょくちょく行ってみようかと思いました。ちなみにわれらが茨城県立近代美術館はいつ行ってもガラガラですが…。

公園を歩いているとOCNの宣伝に出ていたおじゃるずがいた。子どもを何とか参加させようとしていたけどぜんぜん近寄ろうとしていなかった。あれ、間近で見ると怖いよ。

その後両国へ移動。秋葉原の乗り換えはいつも迷う。

江戸博で「書の名宝展」を見る。これは行こう行こうと思って両国にわざわざ行くのがめんどくさくて行ってなかったのですが、この連休で会期も終わってしまうのでようやく。

しかし混みすぎ! この前のロシアの至宝展もひどかったけどなんであそこってあんなに混むの?

まあしかし永和九年の本物も見られたし。あんなに小さいんだったのね! 法帖とかに載ってるのってだいぶ拡大コピーだったのかと、そしてあの拡大コピーですらあれほど練習すべきものがつまっていることに今更ながらに驚きました。何せ高校一年生のぼくは蘭亭序と心中する勢いでしたから。。。

それにしても傅山、米芾、黄庭堅、趙之謙、呉昌碩、王鐸、それからそれから、書き尽くせない……もう、明清時代のスター大集結ですよ。にやにやしっぱなし。あののびのびとした連綿を見ているとまた書きたくなってしまったなあ。案の定、会場を出たところで書道道具がミュージアムショップの横で賑わっていました。

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目録も買ったのでこれで練習でもしようか知らん。

その後はお茶の水丸善と東京駅八重洲ブックセンターをハシゴして帰途に。

いい一日でした。

悲母観音、蘭亭序」への2件のフィードバック

  1. クリクリ

    こーゆーのに俺を誘ってくれればいいのに!!

    あ、もちろんシャモヂさんが女の子と一緒じゃない時だけでいいっすよ。

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