村上春樹『アフターダーク』より
人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとってはべつにどうでもええことみたい。ただの燃料やねん。〔中略〕
大事なことやらしょうもないことやら、いろんな記憶を時に応じてぼちぼちと引き出していけるから、こんな悪夢みたいな生活を続けていても、それなりに生き続けていけるんよ。
なんだか、勇気づけられる話ですね。
こういう、ぎりぎりの線で生きていくことの美しさをもっと学ばないといけないと思ってしまいます。演歌チックですけど。
きのうはなんだか久しぶりに酒を飲んでヘコみ気味です。