ロバート・D・カプラン『インド洋圏が、世界を動かす』

を、読みました。

ジャーナリストによる「インド洋」を起点にした歴史的〜現在世界に至る俯瞰図、とでも言うんでしょうか。けれどそれ以上に、なにか小説を読んでいるような書きぶりがとても学術書にさせない魅力を放っています。アジアと中東、アフリカをまたいでいるものこそがインド洋で、そこには海の歴史があり、陸の史観では捉えきれないダイナミックな動静が文化や宗教を混ぜ合わせているさまがよくわかります。

インドについては仕事で関わることもあり、いろいろな見方でこれからも勉強していきたいと思っています。今しかできないかもしれないし。

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