『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』

ついに買ってしまった。。。ついに読んでしまった。。。

悪くなかったです。むしろ良い方でした。かつて予備校の恩師の言葉「今しか役に立たないからこそ勉強する」という言葉や矢井田瞳の「哲学は二つもいらない」といった歌詞など、歴代のぼく自身のものの考え方に影響を与えてきたであろう様々な言葉たちが、本書の様々な言葉に誘われるようにして記憶の奥底から蘇ってきました。

再読すべき本だと思います。今はまだ、自分の中で咀嚼できていません。けれど、咀嚼して、実践することが大事なことなのだなと思わせるところが、他の自己啓発書と違うところなのかもしれません。

恐らく総体として実践しなければ意味がなくて、「課題の分離」も「共同体への貢献」とセットでなければ意味が無いのだと思います。独我論のように読んでしまうとそれは誤解で、一番大事なのは「もっともっと大きな何かに貢献しようよ」という誘惑なのだと思います。それに乗っかっていれば、誰かから反発を食らったりというのは些細な事なのかもしれませんし、人類という共同体が少しでもより良い場所になっていくという肯定感があれば、もうそれでいいのでしょう。アドラーの世界には多分、偽善も偽悪もないのです。

続編も総じて同じ調子で、主語を「私たち」にするとか、「愛」とかの概念は、地球規模の共同体への貢献という文脈で理解されるのだろうと思います、ただまあ、家庭においてはそれなりに活路を見いだせますが、会社生活というのはアドラー的にはどう捉えればよいのかちょっとまだ分かりかねるところがありますね。現実問題として、不信感や性悪説をベースにしなければ会社って成り立たないところはありますので、そりゃ社員全員がアドラーに則っていたらもちろんユートピアなんでしょうが。

もう少し、長々と感想を述べるには時間がかかりそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA