京劇・紫蘇ジュース・やり残しの仕事

昨日は嫁さんの奨めで東京芸術劇場で京劇を観劇。『覇王別姫』。三国志にはうといぼくですが、虞や虞や汝を如何せん、くらいはね……。しかし京劇というものは初めて見たのですが、囃子の音がずーっと鳴り響いていて、その単純な音の組み合わせで舞台を盛り上げたり時間の流れをコントロールしているのが非常に印象的でした。パンフレットにも色々書いてありましたが、日本に京劇が初めて紹介されたのは大正時代で芥川なんかも当時のスターを見ての感想など書いているようです。中国側自身は西洋劇に比べそれこそ囃子の音のけたたましさから自らの「後進性」として嫌がる向きも一部の知識人にはあったようなのですが、魯迅も日本人の「見巧者」たちによって京劇が評価されていくことに、逆に目を見開かされる思いになったとか。まあそういったエピソードも十分に眉に唾して読まなければならないのでしょうが、いずれにせよ日中という二つの国の歴史の狭間でいろいろと京劇自体のドラマも少なからずあるようです。

今日はスーパーで紫蘇が出ているのをようやく発見したので、恒例となっている紫蘇ジュースをまた作りました。

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暑い日曜日。

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