新風舎文庫解説目録にて

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カラーで一ページ使ってもらえた。身内ながらまあこれは、ある程度実力と…見なせるんじゃなかろうか。

しかし自費出版してみて思うのは本が売れるっていうことはとにかく大変なことだと。出すのは誰でもできる世の中なので、それが一定数の読者を獲得するっていうことがどういう作用によるのか不思議でしょうがない。

買っていただいた方には本当に感謝しています。出版社から売り上げの明細みたいなものをもらったんだけど、ときどき地方の書店から注文が入っていたり(通常の配本とは別にね)、生協においてもらった大学で追加注文とかが入っているのを見るととても嬉しい。結果として新聞に載ったことや今連載しているコラム(『就活HACKS!』)がどれほど購買に結びついたかはわからないけれど、こういう経験はそれこそpricelessなので、いい勉強になりました、ホントに。

今後どうするかだな! ボーナスも合わせれば年に一冊のペースで出すことは可能なんだけど、それはぼくの望むところではないし、思い切り原価を下げてそれこそネットで販売という手もあるけれど、新人賞の取れないぼくのような人たちがどう折り合いを付けながら「文学を楽しむ」(←これも異論のある言い方だけど)のかってけっこう考えてしまいます。音楽だとライブとかあるけれど、小説って書くのにまず時間がかかるし、絵のように展示もできないし、でも文字情報だからこそ(ネットという環境も含めて)できることってもっとないのかなー、と。

次回作も実はもう構想を練り始めています。起承転結のある物語を、今度こそ書いてみたい。

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