ポッドキャストでニュートリノ

最近やっとpodcastも聴ける番組がいろいろ出てきて楽しんでおります。

たとえばノーベル賞を取った小柴先生の講義(映像つき)。
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講義の最後の最後で質問を受け付ける場面があるんですが、質問をする人がまったくおらず司会のたぶんエラい先生が「ニュートリノのように(学生の頭の中を)通り抜けちゃった」とフォローなのかオヤジギャグなのかよくわからない発言をするあたり、だいぶツボです。

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これは東大の公式的な配信のようで、すごいですね。

Web2.0とか最近言われてますけど、ぼくもご多分に漏れず梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書)を読んだのですが、大学や官公庁、そしてもちろん企業など大きな組織が広い意味でオープンソースを実現していくことにどのような意味があるのかを考えさせられます。

ぼくのお勤め先でも全社的な掲示板(業績とか議事録とか)というのはあって、ログとかもとれるらしく「おまえの貼った資料、○○からもアクセスがあるよ」と言われてビックリすることも。資料を作って貼るという仕事がルーチンになっているあまり、そういう生々しさを見せつけられると新鮮だったりします。

機密漏洩といったような企業体にとってマイナスのケースもありますから社外的な情報開示がどの程度必要なのか(あるいはそういう発想こそがWeb1.0的だと言われればそれまでですが)は議論すべきですけれど、まずは社内で情報をオープンしていくことは大事なんじゃないのかな。

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』にも書いてありましたけどけっこう鉄鋼ってシステムに依存する度合いが大きくて、ぼくもよくSEの方と打ち合わせを持ったりします。ここにこういう情報が来るようにしてくれとか、ここのコード変換はどういうふうになっているのかとか、案外IT企業っぽい場面もあります。これは鉄鋼会社に入っておどろいたことのうちの一つです。

と、ちょっと最近はサラリーマンであることを生きることにベースにしようと身近な問題についていろいろ考え始めているところです。

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