ネットからのスクラップ

ネットをうろうろしていると思わぬ情報・作品に出会うことがあります。ぼくはそれをこまめに印刷してためておいてあるんですが、その方法論をまとめておきます。最近パソコン内のファイルの掃除をしたらけっこうその時その時で保存の仕方がバラバラだったので今後のガイドラインとして。

 1. PDF保存する……普通のページ保存だと画像が別に保存されたり開くたびにオンラインで引っ張ってきたりすることがあるので非推奨です。とくにアクセス解析が仕掛けられているページなんかは一度自分のパソコンに落としてから読みたいという心理がはたらくのでちょっとでも気になったらまずはPDF保存。ただしこの段階では今後残すか読み捨てるかわからない代物なので第一段階の保存先フォルダを一つに決めて作っておきます。

 2. 印刷する……PDFをそのまま印刷はしません。バナー広告なんかにカラーインクを使わされるのはもってのほか。コピペを駆使してdocファイル版を作ります。印刷用として保存します。ぼくの場合、iBook上でWORDを動かすのが非常に重いのでiTextというフリーのソフトで編集したあと全体をコピペしてdocファイル化します。印刷するときの細かい体裁、たとえばマージンとかページ数の打ち方とかはやっぱりWORDが一番使い勝手がいいので最終的に紙に印刷されたときにどういう形にするのかという部分にだけWORDを使っています。

 3. ファイルする……印刷した紙媒体はもしそれがわりと大事にしたいものならポケット式ファイルへ。小説など長かったりエッセイでも線を引きながら読みたいものはリングファイル。リングファイルの場合、印刷するときに余白を充分にとっておかないと文字の上から穴を開けるという悲惨なことになりかねないので注意が必要です。ぼくの場合は基本は印刷したものをそのままの形で残せるポケット式ファイル推奨ですが、50枚くらいで一つのまとまりを持ったものであれば独立させてファイリングしたいのでリングファイルを一冊使うことになります。ポケット式だと複数のバインダー間にまたがないように気を遣ったり前から順番に埋めていくのでファイルされる内容がバラバラになったりという問題があります。

やっぱりブログなんかでいい文章書く人はたーくさんいるし、名言集を独自にまとめてあるサイトや創作系サイトでも探せばいいものがあります。あとはパソコン関係のエッセイは圧倒的に書籍媒体よりネット上の方が進んでいるし、なにより他の媒体ともっとも異なるのは自己批判的な議論が原則として成り立つというところ。つまりテレビを通じて「テレビなんて見るな! 時間の無駄、目が悪くなる、くだらない番組に脳を侵されるがままにしておく必要はない!」というメッセージが発されることはないし、たいていそういう主張は書籍媒体によってなされます。同様に新聞社は「新聞を読めば頭がよくなる、新聞を読めば大学に受かる」というメッセージを送り続けます。ネットだけがおそらくは、ネットととはこのままでいいのか、人間にとってそれはどのような意味を持つのかといった議論を他意なく(ここ、大事)引き受けることができるのだと思います。そういう論点で書かれた文章を見つけると本当にうれしいものです。

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