ぼくにとって本を読むことは確かに人生の一部である。それはつまり、読書に対する姿勢がそのまま生き方にも反映してしまうということ。
多くの本を積み上げては急いでそれを切り崩そうとする読み方をしているときは、生き急いでいる。余裕が無くせかせかして一つのことに集中することができない。
そういうことは少ないけれど、一冊の本を何度か読み返す、それもゆっくりと時間をかけて。そういう時はゆったりと人生を運ぶことができる。
それはまた書く行為についても言えるのだろう。急いでたくさんのセンテンスをたたみかけるとき、ぼくは余裕を無くし先々のことにおびえ焦っている。
逆にそれを利用して、つまりはきわめてゆっくり読む、何度も読むようにすることによって人生に対する姿勢をコントロールすることはできないだろうか。
と、いうようなよしなしごとを考えている。
パソコンの見過ぎで目が痛い。