更新しなきゃと思いながら

ちょっと下書きしてみては消してしまいます。

地面すれすれの低空飛行をなんとか保っているような感覚。
でも本当はすごく恵まれているはずで、許されているはずで、たくさんの人とつながっているはずで。
人と比べちゃいけないと思いながら比べることで安心したり逆に落ち込んだり。
じゃあなんなんだよ、結局「自分の」人生ってなにかに時間を切り売りしていくことなのかよって思ってしまうことにあらがいながら、片手にはロブ@大月の本なんかがちゃっかりあったりして、でもその向こうには暑苦しい岡本太郎の本がちらりと見え隠れしたりして。
痰が出るくらいタバコの煙を肺につめこんだところで、あとは眠れない夜と不快な思考。
でもそれさえ許さない眠気。あるいは、夢がそれを肩代わりして浅い眠りにとどまらせる。
このまま起き続けていたらいつか解決するのか?
夢が怖い。
むしろそこでぼくはぼくと向き合ってしまう。
こうして書くことでさえ、痛みは逃れるすべを知っているかのように姿を隠すのだけれど。

……別の話。

持っている思い出がこれほど輝いているなんてことを知らなかった、のだと思う。
おせっかいな言葉たちの意味を今さらわかってみたところで、うずきとかうごめきみたいなものを探して東京を歩いてみても、それは仮想現実のようにしか響かなくて、かつての景色はもうぼくに親和してくれるわけがない。
引きずるものもなく、引きずられることもなく。
そうやって生きてきたはずだけど。
意外とショックを受けているんだな、これが。
戻りたい、という願いは決して受け入れられないから、逃げ出す口実にはならない。
だってもう、あそこにそれはないから。
それがあった場所に、まさに自分もいたはずで、そうして同じ場所にもちろんぼくは二人も存在できないから、どこにも行けないよ。
あたりまえのことがわからなくなっていく。
浸食。

本当は、最近書けないってことを書きたかったんだけど
そのことでだらだらと書いてしまった。
一番よくない癖だと、思う。
ましてやブログ。

まあでも、許してやってください。またひとつ借りが増えてしまうんだけどさ。

更新しなきゃと思いながら」への2件のフィードバック

  1. 大丈夫ですか?
    ブログだからこそ気持ち吐き出してOKじゃないでしょうか。読んでいてもイヤな気持ちにはなりませんよ。
    心配にはなりますが(笑)
    それじゃまた来ますね~

  2. しゃもぢ@管理人

    ちょっと時間を経て冷静になって考えてみれば、ぼくのこの憂鬱を解くキーワードは「ノスタルジー」でしかないことに気づき始めています。もうこれについては徹底的に考えてみようと思いますわ。
    要約すれば、「現在の否定」がひっくりかえって無条件に「過去の肯定」に結びついちゃっているんでしょう。
    ああ、久しぶりに自分にとって危急的なテーマが見つかりました。しっかり取り組んでみます。
    —–

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