最近元気ないなー、自分。

目に見えてブログの更新が手抜きだもんね。なんかふわふわ浮いた感じで、なにをやるにもあんまり集中できません。ラジオ聞きながらテレビ見て、同時にパソコンを打ってたりしています。

やっぱり思い出すのは南条あやさんのことです。彼女の日記を読むと、卒業式の日を境に文章にパワーがなくなっているのが如実にわかります。別に自分を重ね合わせようなんて恐れ多いことはしないけれど、今になってちょっと気持がわかるような気もします。もっとも彼女は卒業した後の進路が決まっていなかったから、「不安」の種類がぼくとは雲泥の差だったとは思うのだけれど……たまには読みかえしてみようかな、『卒業式まで死にません』。

引っ越しのために家に置いていく本と寮に持っていく本とを仕分けています。それをやっていて気がつくのは自分が全く太宰治を読まなくなったことと、嫌いなふりをしていた村上春樹がけっこう好きだということと、三島由紀夫は小説よりも彼の道徳観が出ているエッセイの方が好きだということ。

要するに、作品が好きだからといって必ずしもその作家を好きになるとは限らないということ。その作家の生き方や倫理観に共感できても作品はあんまり……という場合もあるんじゃないかな。作品と作家とをいったん分けてみるという考え方は、もしかしたらもう少し本の選択を自由にしてくれるかもしれません。

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