秀島史香『いい空気を一瞬でつくる誰とでも会話がはずむ42の法則』

七尾藍佳に始まり、西任暁子で極まり、秀島史香で締まる。女性ラジオDJたちの言葉は、そしてその経験から生まれたコミュニケーションスキルは本当に役に立ちますし、その人の人となりに裏打ちされている分すっと自分の中に入ってきてくれます。とにかく、90年代、ラジオっ子でした。毎週声を聞いていた人たちの本を読めるというのは嬉しいものです。ラジオは、その場その場で終わってしまうし、番組の性格によっては単なるアナウンサーでしかないこともあったりするので、彼女たちの本当の「声」が聞けるのは貴重。


牧野茂雄『中国のワナ』

といっても、中国のことだけが書かれているわけではありません。もちろん、自動車業界のトレンドが中国を主戦場としていることは間違いないのですが、その意味では少し題名が誤解させるところがあります。副題にすればよかったのに。いずれにせよ業界人必携。ここに書かれてあることをよくよく理解して、そして自分なりの意見をもつことが、明日の自動車産業に携わる資格を持つというものでしょう。いろいろ検索しながら読みたいね。


『駿台式! 本当の勉強力』

なにに驚くって、入不二基義のツイッターを見ていたら霜先生がもう「還暦」だって言うんだよ(もう二十年経つんだよ)。

しかしここに書いてあった「子供らしさ」を戦略的に自分のものとするっていうのは、実際、会社生活でも役立っている。もちろん、成熟した成人男性像みたいなものを求める、あるいは求められる場面に立ち会わせてもらえないとか、そもそも「ガキ」扱いされるとか、そういうことと引き換えなのかもしれないけど。でも、年齢を重ねるにしたがって、村上春樹的に言えば「男の子」的な要素をいつまでも失わずにいることって、厳密には霜さんの言っていることとは違うかもしれないけれど、大事だと思う。体力はもちろんおっつかないけど、せめて新しいことには怯えないとか、人の興味には興味を持つとか、そういうことなんだよな。子供っていう言い方が悪ければ、「オジサン」とかかちこちの「中年男性」には、概念として、断固拒否、ということなんだろうよ、きっと。もちろんいつまでも自分が若いと思っているのは自分だけなんだけど、そういう人生を選ぶ自由くらいは、まだ残されていると思って、明日からの会社生活も軽やかに渡っていきたい。