月別アーカイブ: 2007年2月

NHKドラマ「ハゲタカ」が面白い

「ハゲタカ」、今日第二話放送でしたがなかなか面白い。

不良債権を処理していく銀行マンと、その元部下が率いるファンドとの攻防──という内容で、資本主義の非情さとその中で葛藤する人間の情、みたいなものがよく描かれています。

ホリエモンのどたばた劇が何であれほどテレビで騒がれたのかというのを考えると、やっぱりこういう内容はドラマチックというか文字通り劇的な要素を多分に持っているんでしょうね。金と情って普遍のテーマでありながら近代独特の問題でもあるし、サラリーマンなんかやってるとかなり身近な話でもあるし。

最近は「仕事観」みたいなものを歴史的に勉強しようと思っています。

手始めにこれとか(この冬に読んだ『資本論』新訳の訳者が書いている本です)


近代の労働観

あとは

ボードリヤール『消費社会の神話と構造』
杉村芳美『「よい仕事」の思想』
酒井順子『負け犬の遠吠え』(あの表紙って佐藤可士和なんですよ!)

この辺り、予算も一段落してきたので読み込もうと思っています。

新コンテンツ制作中

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頼まれた連載コラムのページをせっせと作っております。
やっぱりこういうのは楽しいなー。

しかし就活ネタでどこまでやれるのか・・・やれるところまでやりましょう。
春を過ぎたら新社会人向けの話題も書いていくつもりです。

全六回の半年間。
できあがったらまたリンクします。

個展@吉祥寺訪問記

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同期の奥さん(変な言い方……嫁さん? 奥様? 妻? なかなかいい言葉がないね)が個展を開いたというので見に行ってきました。

吉祥寺といえば大学四年間毎日中央線で通(とお)ったところですが降りたことってあんまりなかったんですよね。太宰治展を見に東急行ったとかパルコの地下の本屋に行ったりとか、あとは普通に飲んだり、お茶したり……って案外降りてるな。

まあそれでも個展の開催されたギャラリーの辺り(東急の裏の方です。プチ下北という風情です)は初めて足を運ぶところで、小さい雑貨屋さんとかギャラリーとかレストランとか狭い路地に密集しているような場所でした。

ギャラリーは二階建ての真っ白な建物で、二階の一室が”奥さん”の展示で、もう一部屋が常設展をやっていました。室内も壁一面真っ白で、作品も割とモノクロームなものが場所を占めていたのでちょっと異空間という感じ。常設の方はすりガラスの出窓に白い食器を並べていたので、もうほんとに真っ白です。

アクセサリーとかその辺のことは門外漢なのですが、以前にお宅におじゃましたときに見た大きな絵が、ちゃんとサインに入った形で展示されているのを見れたのがよかった。大きな木にお姫様が座っていてその周りを動物が囲んでいるという。ポストカードにもお姫様がいろいろ登場していて、人魚がパンツを持って「?」というのとかね、なんかいいよね。

なんかこう、自分のオリジナルキャラクターがあるっていいよな。アレンジが無限にできるというか。あらゆるものの起点にできるというか。

モーパッサンじゃないけど、ぼくも最近やたら自分の小説に「葉子さん」ばっかり登場させるんだが、これも自分のオリジナルキャラクターと思えばそれはそんな気もする。見ている者の想像力を喚起し続ける対象というのはやっぱり宝ですね、誰にとっても。

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今日は他に某企業研究会の代表と会ってきました。本の売り込み、と言ったらあれですけど、まあそんなような。結局その団体のホームページで就活とか新入社員関係のコラムを書かせてもらえることになりました。よかったよかった。

予算もいよいよ離陸か

事務系の同期がみんな何らかの形で予算に関わっているので、裏でいろいろと情報交換しながらできるのがなにより。去年よりはだいぶスムーズに進んでいます。自分は何もしないけど人の進捗状況をチェックしなければならない立場にいるので、そういう点では聞きやすい人が身近にいて仕事しやすい。学生ベンチャーってこんな感じなのかな。

それにしても・・・睡眠か入浴か、That’s the question.

カゼ引いてないけど風邪薬を飲んで今日はもう寝ます。

雑誌のようなwebページ

技術的にはそれほど難しいことはやってないんだろうなー、とは思うものの結構おもしろいです、ここの作品たち。DTPをそのままwebページにしちゃいました、みたいな。トンボがあるだけで雑誌をめくっているような気になるのがよいですね。

門外漢ながら、webページって動くコンテンツをいかに軽く読み込ませるかっていう方へどんどん技術が進歩していっているようにも思えるのだけど、テーブルマガジンの作品たちは紙媒体をいかにデスクトップ上で再現できるかという方向に特化しているのがどうしてか新しい。

・SEOを度外視して文字も画像として処理
・スクロールの必要がない

この辺りが”きも”なのでは?

妙な装丁

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よしもとばななの新刊を買ったら、表紙の上が妙に長い。落丁? まさか。へんな装丁だなー、と思ったけど、中身と何らかの形でリンクしてるかもしれないので読むのが楽しみです。

チエちゃんと私