腐臭の発火点

腐臭の発火点

椎名要

【内容紹介】

◆青春が終わり二十代が終わり、動乱の組織のなかで三十代を迎えた時、一人の男はなにを思いながら生活と仕事とに向かい合うのか? 人にとって「三十代とはなんなのか?」を考え続けた末に生まれた小説です。

◆あらすじ:
「ぼく」は三十代になったばかりで、中堅化学メーカー「上越化学」に勤めている。新潟にあるプラントで経理に従事しながら、大学時代の恋人である暁子とは遠距離恋愛の状況が続いていた。大学時代に所属していたジャズ研究会の先生が亡くなったお別れの会をきっかけに、暁子を含む当時のメンバー四人が再会する。暁子とは結婚の約束をし、披露宴でのバンド再結成に向けて練習会を企画。一方で「ぼく」は東京本社に異動となり、上司である関口とともに営業マンとしての仕事も始める。新たな仕事や人間関係にもまれながらも東京生活をスタートしたその矢先に、業界最大手「日清ケミカル」からの吸収合併が報道された──

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