竹岡広信『よくばり英作文』が素晴らしい

たまーに、受験生をやり直したくなります。文系に進んだがゆえに取りこぼした、理系的な常識の数々をもう一度勉強し直したい。これは趣味的ではありますが、今からでも遅くはないと思っています。ぼちぼち化学、物理をもう一度ちゃんと勉強したいなあと思ったりします。

一方で受験科目も全てを完璧に仕上げて大学に受かったわけでもないので(誰でもそうでしょう。予備校の授業には終わりがありますが、いつでも参考書はやりかけのままで試験会場に向かうわけです)、やり残し感がある分野もところどころります。

英作文は、その最たるものです。

英会話のための、自分の性にあった勉強方法というのを長らく探してきたが、英作文に最近たどり着きまして、あまりビジネス寄りでもない参考書を使って勉強を続けています。

英作文は、比較的原文に忠実な対訳さえあれば、英作文専用の教材でなくとも役に立つのが良いですね。その意味で、世の中にあるほとんどの英語の参考書は英作文の教材になり得ます。

あらためて、受験参考書の英作文対策の本をあさってみると、京大の自由英作文対策を別にすれば、ほとんどが英文法の確認のための英作文という感じのものばかりのなか、この竹岡広信による『よくばり英作文』は受験科目を超えて非常に面白い本です。

英作文をやっていて「キモチイイ」のは、「あっ、このよく使う日本語の表現って英語でこう言えばいいのか〜!」というエウレーカですね。

英作文の醍醐味はこの気持ちよさをどれくらい楽しめるか。2つの言語の世界をどれくらい飛び回れるか、でしょう。本書はその意味において正しく「よくばり」に出来上がっています。うえの例文を見ればなんとなくわかってもらえるのではないでしょうか。

ぼく自身は母校は駿台と思っていますが、竹岡さんに習ったことはありませんし、変な信者でもありませんが、動画など拝見すると特に英作文へのこだわりの強さは信頼できるなあと常々思っています。その中で、本書はよく日本語では言うんだけどよく考えると英語でななんていうのだろう? と思えるような問題にあふれていて、受験英作文の射程をはるかに超えた見通しのよさが素晴らしいです。

このことは本書の「はじめに」でもしっかり明言されているのですが、ぼちぼち1周目も終わりそうな中で、「たしかに!」と思える一冊であることが確信できましたので、オススメする次第。

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