急に寒くなって、会社に行くときもコートを着ていたらいいのか、傘を持って行ったらいいのかよくわからないまま駅について周りと全然違っている自分を発見したりすることもある今日この頃でしょうか。
ぼくは、思い返すと去年も11月頭は熱を出していました。今年もなんだか調子が悪いです。軽い咳が出て、頭もぼうっとしています。大した仕事もしていないのにずっと眠っています。でも、体がそれを求めているのであれば、従うしかありませんね。
そんなときは、良くないと知りつつ葛根湯をクラシックラガーで流し込みます。苦い薬が体中を駆け巡って、アルコールが少しだけ冷えた体を温めてくれる気がします。冷たい飲み物のはずなのですが。
あなたも今、この音もなく降り続ける雨を窓の内側から眺めていたりするのでしょうか。あなたの周りはとても暖かくて、そしてあなたのことを一番に考えてくれる人々がすぐそばにいたりするのでしょう。ぼくはそれを信じています、すこしだけ回転の鈍った頭の中で。
今日は休日で、ぼくは珍しく一人でキーボードに向かってこうして意味のない文字を打ち続けています。ぼくはもう、意味のある文章を書くことが無いかもしれません。きっと誰かに宛てて、ぼくは20年か30年の間、文章に意味を仮託し続けていたのでしょう。いま、ぼくはそれすらできずにいます。
肝臓の、膵臓の、胃腸の、肺胞の言葉を聞きながら、手の筋肉はこわばったままで、コンピュータスクリーンの白い画面の明かりを視神経たちは灰色の曇天と勘違いしているのかもしれません。
あなたにおいては、くれぐれもご自愛ください。



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