この鉛筆は思い起こせば、ぼくが中学受験をするときに、いとこがたまたま太宰府に修学旅行に行ったお土産として買ってきてくれた「合格鉛筆」だったはずです。なぜそれを断言できないかと言えば、鉛筆の側面にいろいろとありがたい言葉が書いてあったものの、試験のときには漢字のカンニングを疑われないように全部カッターで削り落として持って行ったからです。なので、側面にひっそりとなにか文字が印刷されていた形跡はあるのですが、それが太宰府天満宮だったかどうかがはっきりとわからない……というわけなのです。試験で使ったのはなんとなく記憶があるのですが。
この記憶が本当だとすれば、約30年前の鉛筆ということになります。実家に眠っているあるあるですが、いやはや時の流れは速い。