霜栄『現代文解答力の開発講座』を読みました。

を、読みました。

姉妹編と言いますか、本編「読解力の開発講座」から何年ぶりの続巻でしょうか。でも、たしか(市販用ではなく)学校教材用として同名の本はありましたので、もしかすると中身としては以前からあって、すこし改訂がなされた程度なのかもしれません。が、とにかく懐かしく読ませていただきました。

問題文はいずれも往年の駿台の教材ですね、おそらく。読んだ覚えのあるものもちらほらありましたので、出題された年としてはずいぶんと昔になるとは思いますが、良問というのは現代文において決して古びません。むしろ長年の授業の中で生き残ってきた珠玉の問題文ばかりと言ってもいいかもしれません。

体裁は赤シートもついてイマフウです。三冊の構成になっていて、解答欄の冊子と、要約を中心とした本文解説、そして設問に的を絞った個別の解法編です。今回もまえがきやあとがき、「ノイズ」と称されたコラムが充実。卒業生としてはこちらの方が楽しみだったりもするわけですが、アップデートされた開発講座、当然現役生にこそおすすめです。

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