英会話はつらいよ

仕事で海外に行くようになってから二年が経つのですが、いやこれが英会話がサッパリでして。ぼくの英語学習遍歴というのは、大学受験期の伊藤和夫信者を最後に大学時代はひたすら日本文学の研究に勤しんでいたため、その間にすっかり基礎体力を失い、会社に入ってからはTOEICの「技術論」に淫してしまったため、なんかこう……もう一度、子供が英会話をもう一度習うように勉強し直せないものかと思って本屋の「ビジネス英会話」の売り場に行ってもまるで自分の求めているものと違うものばかりが並んでいるのにゲンナリして途方に暮れているところでした。

そうは言ってもいろいろと手当たり次第にページをめくっているうちに、スティーブ・ソレイシィなる人物の存在を知りました。そして氏の考える日本の英語教育に足りていないところ、アンバランスなところを鋭く指摘する論調にもなんとなく惹かれ(言うなれば、『英文法頻出問題〓習』は英語パズルでしかないと……)、いっちょこの人に全面的に乗っかってやろうと何冊か読み続けています。

上記二冊も、ようやく読破。優しい言い回しですが、大人が言うのに失礼に当たらない言い方、文法的には間違っていなくても無礼な印象を与える言い方をごくごく丁寧に解説してくれています。「こういうときはこういう言い方、以上」ではなくて、日本人のメンタリティにも寄り添いつつ、また付属のCDのやや演技過剰な吹込みもなかなか記憶に残るので、実際的にけっこう役に立っています。

なんでもそうですが、やはり分かるところからコツコツと。自分の理解力を過信せず、ゆっくりじっくり階段を登っていきたいと思っています。


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