を、読みました。
文庫で出ていたので。やっぱりリリー・フランキーのような濃密さはないのだけれど、昔から言っていることは首尾一貫しているよね、この人は。イラストは、安西水丸が亡くなって、フジモトマサルという人になっているのだけれどこの方もまた刊行後に亡くなったということです。後書きを見てびっくりしました。初期の佐々木マキの装画も好きなのでそっちの線ではできないのかなあ。
それにしてもオウム真理教といいなんやかんや時間が流れていくのは早いもんで、うかうかしていると「次代への引き継ぎ」がろくろくできずに同じ悲劇が繰り返されるのを手をこまねいているだけになりゃせんかと心配になってきます。自分にどれくらいのことができるかはわかりませんが、文筆業の方は責任持って本を残していってほしいよね。