出張の飛行機の中でなんとなく見ていたら、あまりの面白さにドハマリしてしまった…。
それはそれは昔、原作のコミックは読んではいたのですが、なんとなく漫画に漫画家が出てくるのは小説に小説家が出てくるみたいであまり好きになれずそのままになっていたのですが、映画版はひたすら男の願望全開みたいな恋愛映画で、いやあ……なんというか、等身大というのはこういうことを言うのかと。
リリー・フランキーがとにかくいい味を出しているし(お陰で氏の著作を一通り読んでしまった)、森山未來のダンスシーンもよく分かる。わかりすぎるくらいわかる。頭のなか、こんなんなるよな……。
今となっては懐かしい気持ちも色々と引っ掻き回してくれるのが青春モノを中年過ぎた者が見る特権であり、またそれが若かったときの心情を呼び起こしてくれて、もう一度なんかやんなきゃ……みたいな気持ちになれるのもこれもまた一つの特権。
少なくとも多分、一介のサブカルクソヤローだったぼくもまた、この映画のサントラをうっかりしっかり買ってしまうのでした。
これとまたドラマ版の神聖かまってちゃんがいい味出してるわ……。