ドラッカー『マネジメント』エッセンシャル版

を、読みました。

ぼく、ずっと勘違いしていたのですが、これ、別にノウハウ本でもテクニック集でもないんですね。もっと、マネジメントというものの果たす役割の歴史的意義だとか、企業に限らず組織で働いて成果を上げなければならない時代になったのだとか、ぼくが思っていたよりはずっと視点ははるか前からはるか先を見通そうとしている本でした。中盤にちょっとテクニック的なことも書いてありますが、基本的にはマネージャーがなすべき役割が日々の実務からすれば随分と抽象的に書いてあるだけで、やっぱりこれを具現化していくのはぼくたち自身の日々の生活なんだなと、不意打ちを食らいながらも、裏道抜け道を求めていた身ではあるのである意味では王道を示されただけといえばそうなのかもしれません。

これが古典なのだとすれば、やっぱり「もしドラ」みたいな本も需要があるのは頷けます。読んでないけど。読んでみようかな。ドラッカーを読んで明日から行動が変わるわけではないけれど、頭の片隅には確実に引っかかる何かあって、それが、日々の行動を後ろの方からピアノ線で引っ張ってくれているような感じ。

それにしても新幹線で読もうと思ったのだけど、五分経ったら爆睡していて、訳文もなかなか頭に入ってこない。何なんだろ、これ。会社生活にやっはりぼくが向いていないってことなんだろうか。管理職の人はみんなこれ読んでるのかな??

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