村上春樹『村上ラヂオ3』

『熊を放つ』にシェーンブルン動物園が出てくるのならぜひ読んでみなくちゃな。

小澤征爾さんのエピソードはなかなか染みました。若いころの苦労の味って忘れられないものなんだろうなあ。ブルーリボンビールについては、ここなどで紹介されていますが、アメリカってたくさんビールの種類があるんですね。うまいものからまずいものまで。

あと唐突に木山捷平が出てきましたが、村上春樹の日本文学に対するアプローチってけっこう唐突というか、「えっ、村上春樹ってそんなのまで読んでるの」という驚きが大抵いつもついてまわります。いわゆる名作のたぐいを引き合いに出すことは少ないですが、密度のある中短編なんかは好んで紹介しているような気がします。木山の場合は詩ですが、気取りなく、好きなものを紹介するスタイルはいいですね。これもちょっと読んでみようかな。

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