安宅和人『イシューからはじめよ』

を、読みました。三回目になります。

マッキンゼー出身者の本は、新しい仕事を始める時とか、環境が変わった時に手に取ることが多いように思います。ここに書いてあることは、いわば仕事の「文法」みたいなもので、それを意識し過ぎちゃうと身体が動かなくなっちゃうんだけど(だからむしろ自己流で軽々しく行ったほうがいんだ、なんてメッセージを何処かから見つけてきてしまうのだけれど)、でもたぶんいくつかの新しい仕事を四苦八苦していくうちにこの本の中に書いてあるいくつかの強いメッセージが脳みその裏の方からコンコンとぼくの記憶の扉を叩いて、一通のメールや一本の電話や、あるいは知らない人のところへなにか新しいことを聞きに行く足取りを少しだけ変えていく。知らないうちに。そしていつしか文法を意識しなくなった頃には、自然と仕事が出来上がっている、と信じたい。特に日曜日の夜なんかには。

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