ミランダ・ジュライ『あなたを選んでくれるもの』

ミランダ二冊目。朝の通勤電車の中でホロッと来た。人それぞれが持つ偏執的な何かって、最後の最後、その人自身を悲しいまで表してしまうというのがよく分かる。そしてそこに底知れぬコンプレックスや、歴史や、もうどうしようもない憧れとか、そういうものが垣間見えて、なんだろう…もう、生きてりゃそれでいいじゃん、という気になってくる。それを周りがとやかく言うな、と。

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