増田弥生『リーダーは自然体』

聞き書きの部分は良かったんだけど、最後の最後で「ちきりん」臭がむんむんと漂ってきた。でも「自然体」というのはほんとうに大事なことだと思った。この本は、瀬谷ルミ子さんがおすすめ本として紹介していたので手に取ったんだけど、瀬谷さんもやっぱり、周りから見るとすごいこと、意識の高いことをやっているように見えて、実は彼女自身はアタリマエのこととして、困っている人に手を差し伸べているだけなのだ。テレビに出た時に「休みの日は何をしているのか?」と問われて「ゲームとか…」と答えるくだりがカットされたと言っていたけれど、いろいろと象徴している。周りが騒ぎ過ぎなんだよ。リーダーとか、そういうのはとりあえずおいておいて、自然体でいかに仕事をするかっていうのは、社風による風圧も多分にある。でも、少なくとも自分が朝会社に来て「おはよう」という声の聞こえる範囲には、自然体で仕事をする空気を漂わせていたい。そういうことなら、リーダーでありたいよね。

今日も今日とて打ちっぱなし。ちょっとうまく行くとそのやり方に固執して逆にうまく行かなくなる。これもまたひとつの自然体の探求。

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