を、見てきました。
ベースがパラレルワールドものなので、どれが本編かとかもはやあまり意味をなさなくなってきています。
2時間みっちりと内容盛りだくさんで、右脳と左脳をフル回転させながらの鑑賞。ほむらが時間を自在に操れるとか、魔法少女になるのに引換にひとつだけ願いが叶うとか、設定としての自己矛盾というか悪く言えば「あら」みたいなものをうまく使いきってスケールの大きな物語にしていると思います。勧善懲悪でもないし、悪をさらに後ろで操る悪、みたいなよくある黒幕の黒幕の黒幕の……みたいな迷宮にも陥らず、そこはかなり意識的に設定や構造をきっちり決めたあとは、その中でどれだけの意外性や抜け穴を実際に中で動きまわるプレイヤーとして見出していくか、という視点で作られているような感じがして、そこがとても面白い。
前にも書いたかもしれないけど、シックス・センスみたいな構造のネタばらしがそのまま落ちになっているのではなくて、構造をいかに打ち破るかをキャラクター自身が考えて活躍しているところが、とても面白くて、とても好きです。