村上春樹

『蛍・納屋を焼く・その他の短編』
『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』
『中国行きのスロウ・ボート』
をたいらげる。『アンナ・カレーニナ』を読もうと思っていたのに、おかげで中断だ。

長いこと、ハルキは読まず嫌いだった。どうしても「古くさいなー」としか高校生のときには思えなくて、その感性が正解だったか不正解だったかはわからないけれど。あるいは、太宰同様、作品と自分との距離を保つことができないと思ったのかもしれない。そういう私小説的読者の呪縛から抜け出せそうになってきたので、最近よく読んでいる。でも『ダンス~』も『クロニクル』もまだ読んでいないんですが。

「踊る小人」(こういうホムンクルス的なキャラに弱い…)「貧乏な叔母さんの話」と上記対談本がおもしろかった。「おもしろかった」と素直に言える短編と出会ったのは何年ぶりだろう。

今日は天気がいいので、昼に起きて、コーラを飲みながらやっぱり本を読む。

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