三連休(コニカミノルタ満天・仕事・野口白汀遺墨展)

三連休が終わろうとしています。社会復帰にはなかなかの休日は配置かとは思いますが、世の中には決算対応で仕事している方々もいらっしゃいますのであまり浮かれすぎてもいけません。

〈初日〉

初日は嫁さんが出かけていたので家で掃除でもしようかと思ったのですが、あまりの寒さと前日終電まで仕事していたのがたたって半日昼寝していました。が、夜には久しぶりにプラネタリウムを見に池袋まで出かけてきました。

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サンシャインの屋上にコニカミノルタ「満天」というプラネタリウムがあります。ぼくはかねてより坂本真綾ファンのため、彼女がナレーションを務めるプラネタリウムをここで上映しているということでチェックしておりました。今回は「夜空の星物語」という題目で、星にまつわる言い伝えなどを聞きながらぼんやり星を眺め、かつ場内に癒しのアロマが漂うというプログラムをやっており、これを見に行ってきました。

サンシャインといえば水族館がリニューアルしたばかりですが、敷地という意味ではプラネタリウムはほぼ隣接しています。収容人数200人程度の小ぶりなもので、20時からの回に行ったのですが開場間際には空席なしの状態でなかなかの盛況ぶりでした。

プログラム自体は坂本真綾なぞ知らない人が行ったら「???」という感じだったかもわかりませんが、まあまあ可もなく不可もなく、試みとしてはなかなか面白いものでした。そもそもプラネタリウムなんて十年以上ぶりに行ったのでそういう新鮮さは非常にありました。けっこう気軽にこれからも行ってみようかな。

池袋はごみごみしていますが買い物にも遊ぶにも新宿や渋谷とは一味違ったものがあります。

〈二日目〉

しゃもぢさんは残念ながら決算対応のため出社。でもさっさと帰りました。

〈三日目〉

今日は大学時代の友人と、当時お世話になった野口白汀先生の「遺墨展」があるということで見てきました。

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上野の森美術館です。白汀先生はぼくが大学の頃に所属していた書道サークルの顧問を務めていただいた書家の方で、残念ながら2007年に亡くなりました。熊谷のご実家に伺って直接にお話をさせて頂く機会もあったりしたもので、その頃の自分が触れ合うことのできた数少ない芸術家の先生でした。

作品はもちろんぼくたちがよく知っている2000年代以降の少数字大書作品だけでなく、それ以前の30代、40代の頃の作品もあり、その変遷を見るのもまた面白いものでした。懐古主義ではなく、一つの個展として、今ここにある作品として対峙したいと思い、じっくりと鑑賞をしました。蘭亭序の中にものちの少数字に通ずる筆さばきを垣間見たり、「回」や「行」の画面を黒ぐろと覆う墨に圧倒されたり…。

それでもやはり毎日書道展や銀座での個展で展示されていた作品などは、ぼくの記憶にもちゃんと残っていて、懐かしむ気持ちもなかなか隠すことなどできぬものでした。実際に使われていた筆や硯などが展示されているのも、「遺墨展」ならではということなのでしょう。

会期は今週金曜までと短いので、関係者で未見の方はぜひ。

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