シルバーウィーク総括

初日は大学の後輩の結婚式に二次会から参加。神田は敷居が高くて実際、卒業してからウロチョロするようになったのだけどあんなに道が広いとは思わなかった。

学士会館という選民思想の濃厚な会場で、さすがに歴史を感じさせる建造物でした。そのうち来歴をひもといてみたい。「さぼうる」もあんなところにあったのですね。うわさにはかねがね聞いていましたがもう少し大人になったら足を踏み入れてみたいものです。

二次会、三次会途中まで参加しましたがなんか同期の結婚式と違って単純明快に嬉しかったというか、久しぶりに人の幸福というものをそのままの形で受け取れる自分がいました。不思議なものです。

二日目、三日目は同じく大学時代のサークル同期二人と飲み会。こちらもウン年ぶりの再会。来月から静岡で働く彼と民主党政権で大わらわの彼と。綾瀬にてホルモン焼きを食す。なぜ北千住界隈はホルモン焼きの店が多いんだろう? 下町の味なのでしょうか? 今さらながら気になり飲ます。おいしかったです。

この日はその前に出光で芭蕉を見てきました。出光は本当に国文学専攻出身者には楽しい企画を連発してくれます。真筆をたくさん見ることが出来ました。影印でしか見られなかったものやらいろいろ……西山宗因は大学時代だいぶ調べたことがあるのでそのあとの流れとして芭蕉ははずせませんからまた勉強したいと思いました。早稲田の資料が多かったのですが、柿衞文庫や天理大からも持ってきてほしかったなあ。

まあそれはともかくとして、外に出ると隣の帝劇ではジャニーズ目当ての女の子が大量に列をなしていました。壮観であった。。。坂本真綾つながりでレミゼも見てみたいところではあるのですが。銀ブラもして、久しぶりに東京を満喫。

そんなわけで連休前半は完全に時間感覚が五年前に戻ってしまい、立ち直るのに四、五日目を費やしました。

俺は一体ここで何をやっているのだろう、という問いに対しては常に明確な答えを持って生きるべきだ、そうでないと気がついたときには相当しんどいことになっているだろうと、ふと思いました。いろいろと生きることに対して考え直す必要があります。それについてぐだぐだと書き連ねているところです。そのうちアップロードします。

僕は今二十九歳で、これからより若くなっていくという見込みはありません。僕のまわりでは、大学を卒業したばかりの若者たちが、成功の梯子を慣れぬ足でよたよたと登ろうとしています。
──グレイス・ペイリー「コンテスト」より

あと、考えるな感じろとかよく言うけど、むしろ感じるな考えろだと思う。その辺のあれこれは整理中。

シルバーウィーク総括」への2件のフィードバック

  1. >むしろ感じるな考えろだと思う。

    あーほんとうにそうだね。
    考えたことに対しては責任もてるし、進歩もある。
    すごく響きました。

  2. しゃもぢ@管理人

    ありがとう。

    ぼくらのような感情過多な人間にとっては(失礼!)、なんか気分に流されるとろくでもないことになるんじゃないかと、っていうかなってたりするんで、やっぱりかっちり言葉で自分を表現する、そのために頭を使うってことが少なくともこの先何十年かは生きていくということを前提とするならば、建設的な態度のように思います。

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