一つの目トンネル

本日はようやく八時に帰れる。九時くらいにご飯食べ終わって部屋に戻ってきて今まで寝ていた(それでもまだ一時だ!)。コンタクトしたままで目が真っ赤だ。

今日はようやく「しゃもぢの残業時間について」会議が開かれる。裏帳簿を付けることになる。要は、90時間を超える分については将来、超えなかったときに上乗せしてやると、と。ただ年間の690時間を超えなければの話だけど!

正直なところ、ぼくだけではないのです。
「90時間超えたらどうしたらいいんですか」
「90時間以内に抑えてください」
と返されるだけの室です。

後輩らにはちゃんと帰ってほしいのでとりあえず有無を言わせず帰らせる。みんなで沈没するよりは一人が割を食っておいた方がいい。なんというか、1年目とか2年目で勤怠をインチキやるのが常態化するのは会社としてどうかと思う。

USBを抜いて起動すれば勤怠ログは取られないとかクソくだらないテクニックはあるのだけど、今月はさすがに90時間を超える分が多すぎるので、あえて、偽悪的になって正直に付けている。今日で130時間。これを機に上司にも問題意識を持ってもらいたい。

それはそれとして、やはり仕事を人に振るのが苦手なところもあったりする。でも時間内にやり遂げなければ責任は取らされるわけでしょ? なら最初から自分でやった方が早かったりする。引き継ぎならじっくり時間をかけてやりたいのよ。教えることにかけては、情熱がないわけではないので。結局、時間がないのよ。

あとは前も書いたけど室の人員の問題もある。ぼくみたいなのがいまの室の「若手」の中で一番経験担当数が多いので他部署の人もなんとなくぼくに電話かけてくることが多い。それはそれでありがたいのだけど「ああそれはいま○○の担当なんで」と無下にも出来ないでしょ。引き継ぎがうまくいってないことの証左でもあるわけだし。後々のフォローが、やっぱりぼくは弱い気がする。全部自分で抱え込もうとしてしまう。

ぼくだけじゃなくて、みんな大変なのよ。それを知ってて自分の大変さを軽減するために人に大変さを押しつけていたら、それは仕事の均等配分ではなくてしわ寄せでしかないのよ。しわ寄せであることがわかっているなら、もう、限られた時間の中で即時的に対処するなら「とりあえず知ってる人がやる」しかないじゃないですか。「見積もりやっとけ」の一言だけでは仕事を頼むことにはならないんですよ。

一つの目トンネル」への4件のフィードバック

  1. masakun

    お久しぶり。masakunです。
    実を言うと、君が訴えてるのとまったく同じ状況に陥ったことが会社を退職した理由の一つだったり。
    完璧な品質を求めずに相手にちょっと無理をさせるつもりで仕事を振ったほうがよいというのが、(退職してから得た)僕の結論です。じゃないと能力の差が埋まらずに、ダメな人だけが後に残るからね。
    まぁ振り先が正規の教育を受けた社員ではなく契約社員のおじさんで、アルファベットにアレルギーがあるとか論理的思考力が残念だったりするのが日本のIT業界の悲哀なのですが。

  2. しゃもぢ@管理人

    コメントありがとう!

    そうだったんですかー。

    ちょっと無理させるくらいの仕事を与えていった方がいいんですかね…今まで自分で自分の実務ばかりやってきたので人が作った資料をチェックするのがぼくはとても苦手で。色づかいとかフォントとか文字のポイントとかセンスが全然違う人の資料を読むのはなかなか。。。そういうのも身につけていかないとなあ。

    I○Uでしたっけ? 春からうらやましい~!

  3. masakun

    その資料のセンスとか、よくわかる。Wordの校閲機能使えよ、とか。
    自分は定期的に出す資料については、WordとExcelのテンプレートつくって内容だけ考えればよいことにしてチームに配ってました。

    それから前の会社ではよく「上から落とす」という表現で仕事の振り方について考えたり、教えたりしてました。
    依頼者は、
    ・なぜその仕事が必要か?
    を明確にして、それを軸にポイントを押さえた指示を出す。つまり仕事の「上にある」ほんとの目的を伝える責任があるという前提で仕事を依頼します。
    依頼を受けた側は、
    ・その仕事の目的に対して、制約(締め切り、予算)、前提(別の優先度の低い仕事を後にしてよいか)を確認して仕事を受ける
    責任があり、自分がこなせる範囲の仕事の仕様を依頼者と交渉する、というコミュニケーションのフレームワークです。(よくビジネス書に書いてあると思うけど)
    これをやり始めると、自分の役割が仕事を振るマネジメントの役割に変わってしまうというデメリットがあるけど、試してみては?

    # やっぱり来年大学院入試受けるかも…

  4. しゃもぢ@管理人

    「自分がこなせる範囲の仕事の仕様を依頼者と交渉する」

    まさにそれだね!

    一方で、工場勤めだと我々以上に仕事している人達がいて、しんどい方の人に合わせる妙な力学がある。現場はこんなに頑張っているのに間接部門の体たらくはなんだ! という声なき声が響いてくる。わからん。見たわけではないので。それはそれで一つの(時に牧歌的な、コミュニズムの残滓とも言うべき)フィクションかもしれない。

    自分は自分で手をまだ動かしていたいという気持ちもあって、金八的なアンチ管理職・現場第一主義ではないのだけど(あるいは管理職が「現場第一!」とか言ってしまう工場という場所の奇妙さ?)、現業をわかってない人が口だけ動かしちゃ罪でしょ? でも他から異動してきた管理職やってる人もいるからさー、マネジメントというのも本当に難しいスキルなんだと・・・ちょっとまとまりがありませんが、思ったりしますね。。。

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