情報一元化の効能

上記二冊に啓発される。

現在ぼくは会社で殴り書き用のノートと家で使う抜き書きとか小説のネタ用ノートの二冊を使っています。

が、この本ではとにかく家でも会社でも一冊のノートで通すことを推奨しています。情報を一元化し、必ずそこにある・ここになければない、という状況にし、かつ検索の便宜を図ることで情報の死蔵化を防ぎ有効活用が出来るようになるということです。

で、思い切って一元化することにしました。

これは勇気が要ることです。なぜ勇気が要るかというと、仕事用のノートを開けるとプライベートなことまで書いてあったりするからです。これはモチベーションとかプライバシーの問題とか、そういうことではなくて、今まで別々の世界と思っていたものを一つの世界に落とし込むという決断をせまられるからです。

しかし考えてみれば一元化というのは、二元論を打ち破る唯一の方法・・・。

たとえば仕事と遊びとを峻別するよくわからないストイシズムとか、月~金という固まりと土日の固まりとに分断された時間感覚とか、そういうものから上手に脱却するには一度それらを全部同じ土俵に上げてごった煮にしてやるしかない。

特に仕事でもプライベートでも「書く」ということが活動の主要素を占めるぼくのような人間にとっては同じノートに「書く」というスタイルは、二元論から脱却するにはちょうどいい入り口のようにも思う。

仕事の合間にページをぺらぺらめくって小説の抜き書きを読みながらほっと一息つくのもよし、ビジネス書の熱い言葉に元気をもらうのもよし、あるいは休日に今までノートを読み返して自分の仕事の仕方が一年前の同じ日に比べてどんなに変化してきているかを振り返るのも乙な時間の使い方だろう。

そこにはおそらく連続した時間感覚が生まれてくると思う。毎週月曜日にリセットされる人生をこれから何回繰り返すのかと絶望する必要はもう無くなるかもしれない。続いているという感覚は、進んでいるという感覚に通ずる。

それはなにか全人格的にあらゆる時間を探求という活動に充てているような、ノート一冊を同じうするだけで創作も読書も仕事も同じ地平に乗っかってくるから、それらが全部ひっくるめてぼくという人間の活動として自ら認知できる。そこにはたたぶん、仕事は必要悪とかそういう考え方が入る余地がなくなってくると思う。

大げさに言えばそんなことだろう。

ノートを一冊にするだけで、そしてそこにあらゆる活動を時間軸にのみ沿って記録していくことで、一つのライフログのようなものが出来上がっていく。それはひとえに、人生の楽しみの一角を占めているようにも思う。

情報一元化の効能」への4件のフィードバック

  1. 趣味と買い物

    情報は1冊のノートにまとめなさい

    書名:情報は1冊のノートにまとめなさい 著者:奥野寛之 内容情報(BOOKデータベースより引用) 分類・整理しても使えなければ意味がない。実際に情報を使うための「一元化」管理術。 髭メモ 私も現在MDノートを使い、似たような整理をしているが、改良を進めるため

  2. 情報は~のほう、これ、私もよんだ。
    それなりにやてみたら効果あるよ。
    書き物的な要素にはつかっていないけど、一元化すると、時の流れがきれいにできるので、検索もラクだし、ありありと色々わかるね。
    しゃもぢさんの場合、すごいノートできそう笑。

  3. しゃもぢ@管理人

    おっ、効果ありますか!

    超整理法にも日付は必ず入れろと書いてあったし、やっぱり時間軸で資料は整理した方がいいみたいだね。

    継続して何らか発見があったらまた報告します。

  4. 日付いれてないや。。でもだいたいわかる笑。
    なんか効果でるといーね。

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