正午起床。部屋の片付けをする。机の位置を少し変える。
狭い部屋ながら机からすべての本棚を見渡せ、かつ取り出しが可能な絶妙な配置となった。しかも机に座っているときはテレビが見えないが、ベッドに横になるとテレビが見える、という絶妙な配置にもなった。なかなか出来そうで出来ない相談である。
次回作の構想を練る。
いつもスケッチブックに思いついたエピソードやら人間関係やらをマジックで書いていくのだが、原稿用紙で言えば50枚分くらいまで考えが及ぶ。今年の正月くらいに考えていたストーリーと、新しく考えついたストーリーとを上手く組み合わせれば面白い話になりそうな予感がする。
「グレート・ギャッツビー」に範を取りながら、金持ち一族の悲哀と、文学作品が商品化される悲哀と、人はパンのみにて生くるにあらずの悲哀と……そんなことをテーマにするつもり。基本的にはノブレス・オブリージュみたいなことです。
お金については社会人になってから、いつかは書いてみたいと思っていたテーマでもあります。その点、夏目漱石の小説──たとえば『三四郎』における金銭の扱われ方とか、とてもじゃないが及ばないが参考にしたい。