ダンスしてあいのり

昨日は午後六時から夜中の二時にかけて『ダンス・ダンス・ダンス』上下2巻を平らげた。小説から学ぶべきは情報という単位に還元されうるなにかではなくて、倫理観とか価値観とかそういうものなんです。この小説を読んで、なんというかやる気とかではないのだけれど、淡々と何かを進めていくことの美しさみたいなものを感じた。おかげで今日は朝からあまり鬱々とせずに(要するに余計なことをあれこれと考えしまっている状態ね)仕事をすることが出来た。

意味なんてない、ただ踊れよ、と羊男は言う。ステップを踏み、軽やかにダンスする。その物言いがどんなにハルキ的であっても、読後に残る一抹の希望のようなものは結構貴重な発見でした。この小説、以前にも読もうと思ったんだけど上巻の途中くらいで飽きちゃったんだよね。時間は小説を選びます。読みたいときにこそ、読みたい本を読むべきなのでしょう。そうしないと何も学ぶことは出来ないような期がします。教養なんてくそくらえ!

しかし今日の「あいのり」はひどかった……最近意外性だけが残って、なんにも納得できないで終わるパターンが多くないですか??

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