二年目は青春のただ中か

いろいろと新しい仕事を任されてきて、いろいろな意味で余裕が無く、なかなか更新することができませんでした。

ここまでのぼくの会社員生活を総括すると下のようになると思います。

・仕事のイロハをおぼえる
  ・電話取るの怖い
  ・先輩に嫌われないかな
  ・上司に嫌われないかな

・実務をおぼえる
  ・経理なんて興味ないよ
  ・ぜんぜん面白くないよ
  ・残業多すぎだよ

・工場の人としゃべれるようになる
  ・ぺーぺーなのに工場長に何を語ればいいんだ
  ・人に見せられる資料じゃないな

・慣れるまでしばらくルーティンに徹する

・予算
  ・人様が苦労して作った数字をいじってるだけじゃんか
  ・来年のことなんて全部わかんないよ
  ・言ったことが全部実現するわけ無いじゃないか
  ・っていうか残業おおすぎ

・同期辞める
  ・自分はこのまま経理でいいのか
  ・なんで働いてるんだ
  ・お金ってなんだ
  ・人生ってなんのためにあるんだ

・特命調査(一年目論文とか)
  ・だれに何を聞けばいいの
  ・知らない人に電話とかしたくないなー
  ・なんで土日出てこないといけねーんだ
  ・優しい人もいるんだなあ

・後輩が入ってくる
  ・後輩だけど年上なんだよな
  ・あいつらには自分の味わった苦労させたくないなあ
  ・知らないこと人前で聞かれるとつらいなあ
  ・自分もまだまだだ

・仕事内容の拡充(今ここ)
  ・上司に数字丸めて報告することが仕事なのか(懐疑)
  ・理解してないのに報告なんてできないよ
  ・ぜんぜんおもしろくない…

まさに絵に描いたような二年目。悩むべくして悩みまくっている二年目。最初は本の出版資金を貯めたくて仕事して、でもそれが叶ってしまったいま、ちょっとまた揺らいでいます。もちろん本を売っていくことを第一優先に考えていかなくちゃならないんですけどね。

社会人になって一番大変なのは目標設定を自分でしなくちゃいけないっていうこと。もう、これに尽きます。仕事においても遊びにおいても。

日々をただなんとなくやり過ごすっていうことがあり得ない。今日の怠慢は明日の忙殺につながる。スケジュール感を持ちながら自分の目的地までの距離を測っていく。息を抜くこと、遊ぶこと、それすらも計画的になされなければどこかにひずみをきたす。だって極端な例だけど日曜日の夜にもう飲んだりしないでしょ。金曜日だって、翌日の土曜日を二日酔いでつぶすのがもったいないからセーブするようになりましたよ。お酒についていえば、本当に我を忘れてべろんべろんに酔っぱらったのは、配属前の懇親会が本当に最後です(いや、やっぱりこれは嘘だ)。

最近お馬鹿なことに『オレンジデイズ』のDVDボックスを買ってしまい、延々と見ていた。やっぱりここに描かれている青春群像というのは本当に典型的ではあるのだけど、それだけに自分のスタンダードの部分を見るたびに思い出させてくれるというか、太宰治『正義と微笑』もそうですけどああいう青春バリバリの物語って、自分が青春のただ中にいるときは直視できないくらいの力を持っていたのだけれど、それを過ぎてしまうと自分の心の若さを保つための道具にしかならなくなってきてしまっている。それは決して悪いことではないとぼくは思うのだけれどね。

大江健三郎の『叫び声』もある意味ではオレンジデイズ的で好きな小説です。今読んでいるけれど、ぜんぜん暗くない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA