ああ、無くなってしまったのか

昨年末からいくつかの出版社に原稿を送っているのですが、レスポンスがありました。いずれも没通知ですが、返答があるということ自体がとてもうれしいものでした。

一社はすでに会社をたたんでしまっていたということで(実は何かにつけてぼくが引用する『生と自己とスタイルと』の出版元です。。。悲しい)受け付けられないとのこと。それでも「ネット上で地道にファンを作っていってください」というような言葉をいただきました。ありがとうございます、ありがとう、ぼくはこの出版社の名を一生忘れません。

もう一社からはアドバイスをいただくことができました。まとめると以下のような感じです。

・自分探しから脱し切れていない
・プロになりたきゃわかりやすく書け
・ネタをつかむため現実に帰る時期だ

いずれも自覚があるだけに、文章ってやっぱり正直なんだと感じさせられました。ぼくのエッセイって観念のお遊びなんですよね、要は。「玉砕」と評せられた卒論もそうでした。歯止めがきかないで、どんどん遊離して100枚書いてしまう。そこには読者って不在なんですよ。プロになりたきゃそれじゃだめなんですわ。

おそれずにいただいたメールを印刷して貼っておきます。

おそれずに他の出版社にもいろいろ送ってみます、これからも。小説の新人賞だけにこだわる必要はないですね、それから逃げ道としての自費出版にどれほどの価値があるのかも考え直さないといけない。とにかく扉を叩いてみる。叩き続けてみる。なにせたくさんありますから、出版社は。それだけでも人生を生きる価値はあるように思いました。

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