すぐ隣の、別の人生~たまには書道でも

大学の頃に依存症に興味があってソレ系の本をやたらめったら読んでいたことがありました。その中で衿野未矢さんという方の本がけっこうおもしろかったのを記憶しているんですが、今日本屋に行ったら新刊が出ていて、そしてまたその本の内容が今の自分とけっこうリンクしていたので早速買ってきました。

就職活動をしていた時に何度も読みかえした香山リカ『就職がこわい』にも書いてあったんですが、なにかうまくいかないことがあると漠然とした不安にとらわれてしまい、そこから派生的にあらゆる不安要素が噴出してにっちもさっちもいかなくなってしまうということが今の若い人には(あんまりこういう言い方はしたくないんだけど、便宜上)多いようです。確かに職を得るか否かというある特定の問題が不安という感情を呼んでしまい、そこから遠大な人生問題に絶望を走らせるということはよくありました。

まだ読み途中ですが、たくさんのケーススタディが紹介されているなかそのどれもが香山さんの指摘しているパターンにも沿っているように思います。香山さんが就職活動に焦点を当てていたのに対して衿野さんは会社生活(といっても実際のところ被取材者のほとんどが女性なのでOL生活ですかね)を主に対象としているので今のぼくにはけっこう参考になります。

というわけで具体的なあれこれは読了後に改めて書くとして、最後に日記風なことを書いて今日のエントリーとしましょうか。

昨日は午前中の野球応援のあと会社の送迎バスには乗らず、久しぶりに卒業した大学のキャンパスをぶらぶら、新宿をぶらぶら、地元をぶらぶらして実家に帰りました。東京に帰るときは大抵人と会うので夕食を家で食べないのですが、たまには……ねえ……わかりますよね。ですので今回の帰郷では特に人と会う約束はしませんでした。みなさま、また次の機会にでもぼくの愚痴を聞いてやってください。

職場でお子さんが生まれた方がいて、ぼくが書道をやっていた(あら、過去形になっちゃった)もんだから命名の紙をたのまれてこの前書きました。二年ぶりくらいに筆を握ったらなんだか楽しくて、また書きたい気持ちが湧いてきたんです。それで書道の道具を買って帰ろう(鹿嶋に書道用品店があると思いますか!?)と思い、今日はむかしサークルでよく買い出しにいっていた新大久保のお店へ。

でも最初は吉祥寺のユザワヤに行くつもりだったんです。でもまちがって特別快速に乗り換えてしまうわ(しかも三鷹で! なんにも疑わなかった)、新大久保行くのにも新宿で逆方向の山の手に乗ってしまうわで、だんだん東京で暮らしていた感覚が失われているのを感じて少しさびしかった(笑) そんなこんなで文房四宝を買いそろえて高速バスに飛び乗ったとさ! おかげでちょっと今日は部屋が墨の匂いです。

明日は髪を切ってきます。夏休み夏休み♪ 

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