旧メモライズユーザとしてライブドア騒動に思うこと

昔、といっても去年の夏くらいまでメモライズというかなり大きな日記のレンタルサービスがあって、ぼくもそこで就活日記なんかを書いていました。ところがある日ライブドアブログに統合されることになってサービスが停止。ライブドアブログの利用者数のグラフなんかを見ると一時期だけものすごく増えている箇所があるんですが、それがメモライズユーザを取り込んだ時のものです。

書いた日記の内容は全部そのまま新しいブログに移植されたので日付の上では継続して書くことができたのですが、やっぱりメモライズにあった独特の雰囲気(他の日記レンタルサービスに比べてジャニオタ系やココロ系が強かったように思います)が好きだった人はすごく反発したし、カスタマイズをするのにメモライズに比べてブログはスタイルシートの知識が多少必要なので(ライブドアブログはデフォルトのフォントサイズが「xx-small」で信じられないくらい小さくて読みにくい。書くことに専念してきたメモライズユーザがこれを変更するのは急には無理)ぼくは乗り換えがスムースに行かず、一度他のレンタル日記サービスに移って、その後改めてこのブログを登録しています。

もちろん今となって正直にいえばメモライズよりもブログの方が使い勝手がいいと思います。でもそれはメモライズとブログとを比較できる立場にぼくがたまたまいるから言えるのであって、選択肢としてのメモライズは残してほしかった。そうでないと公正なユーザ獲得競争にならなくありません? 選択肢をお金の力で削ってあなたにはこの道しか残されていません、というのは仮にその道が正しかったとしてもやり方としてフェアではないと思います。

それでいちいちニッポン放送をメモライズに読み替えてニュースを見てしまうんですが、メディアの融合という道はもしかしたら正しいのかもしれない。融合しなくてはこの先やっていけないのかもしれない。でも、融合しないという選択肢も残しながらでないとやっぱり同じことの繰り返しになると思います。

ただし、選択肢を与えられているのはニッポン放送ではなく「ユーザ=聴取者,株主」。会社同士は裁判だろうがなんだろうが今のようにやればいいしやるべきだと思うのですが(株式会社なんだから)、最終判断を下すのは末端ユーザであってほしいと切に願います。

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