コレクション日本歌人選『竹山広』 コメントを残す 原爆歌人と言ってしまえば矮小化しすぎているのでしょう。そもそも解説者が相当に歌人へ入り込みすぎているところもまた、この手の本にしては珍しい。決して、単なる、作品鑑賞とか文芸批評ではありません。そんな距離感は竹山広に対しては却って冒涜というものなのでしょう。収録の50首だけでは到底語りきれないものがあるということが、ひしひしと伝わってきます。